名盤紹介①
「名盤紹介」では、個人的に気に入っているアルバムや曲、バンド等を紹介します。
かなりのメジャーどころもよく入ってきますのでご了承ください。
今回はこちら。
Meteora // Linkin Park (2003)
21世紀を代表するモンスターバンド、Linkin Park2枚目のオリジナルアルバム。
売り上げは全世界で1000万枚以上。
21世紀の洋ロックを語る上で、まず避けては通れない一枚である。洋ロック入門として最適。
まず、Linkin Parkというバンドの特徴を少し紹介しておこう。
Linkin Parkはロック以外のジャンルをロックに様々組み合わせた、結成当時としては極めて画期的な構成で名を轟かせたロックバンド。
メンバーにDJのジョー・ハーン。ラップ主体のセカンドボーカルとして日系人のマイク・シノダを擁する。
そしてこのバンドを有名たらしめたのは、なんといってもボーカルのチェスター・ベニントン。
残念ながら2017年に亡くなってしまったのだが、間違いなく世界のロックボーカリストを牽引する存在だった。
世界でもトップのパワーを誇るグロウル(デスボイス)をはじめとして、クリアボイスも素晴らしい。
グロウルと聞くと少し近寄りがたい印象があるかもしれないが、彼のグロウルはパワーだけでなく美しさという点において、他のボーカリストと一線を画す。
細かいところまで語りつくすには私の語彙力が足りていないので、ライブ映像を見て実感してほしい。3rdアルバム『Minutes to Midnight』から「Given Up」のライブ映像をピックアップしておく。
Linkin Parkは3rdアルバム以降、音楽の方向性を転換しロックからの脱却を図ったところがある。
ラップも減り、どちらかというと落ち着いた曲が多くなった。
2ndアルバム『Meteora』は、ロックとしてのLinkin Parkの集大成ともいうべき超名盤だ。
まず捨て曲がない。
それどころか、現在においても非常に人気の高い「Faint」や「Numb」などの名曲を多数収録。
個人的なおすすめは9曲目の「Breaking The Habit」。
デジタルが前面に出ている非常に美しい曲だ。
Linkin Parkはどのアルバムも素晴らしいが、とりわけ1stアルバムと2ndアルバムを推していきたい。よりハードな曲を聴きたい人は1stアルバムもチェックするといいだろう。